FXで挫折しないために知ってほしいこと

FXでは初心者の人ほど、市場や情報を知らないため負けやすい傾向にあります。
負けが続くと挫折してしまう人や、借金を負ってしまう人もいます。
そうならないためには、勝つための条件を理解して身に付けておかなくてはなりません。
今回は、FXで挫折をしないように、知っておくべきことをご紹介していきましょう。

期待値が高くなる条件を作り出す

通貨価値の変動は、株などの金融商品よりも小さく、なかなか大きな利益にはつながりません。
しかし、大きな損失にもつながりにくいので、初心者には敷居が低い投資だと言えるでしょう。
もちろん、レバレッジもありますが、初心者はレバレッジを掛けすぎて大きな損失につながる恐れもあります。
FXの場合損失額を少なくすることができますが、初心者の勝率は2割以下と低く、最初は負けが多くなるかもしれません。
しかし、負けにくい取引をすることで、損失額を最小限に抑えられます。
負けにくい取引を続けていくためには、損切りを必ず行うようにしましょう。
損切りとは、価値のボーダーラインのことで、きちんとラインが設定されていれば大きな損失を出す前に食い止めることができます。

また、ギャンブルだと思って運に任せた投資もNGです。
FXには運も必要ですが、情報収集や分析がより大切になります。
きちんとした情報を基に行うトレードは、負けにつながりにくく大きな損失を生まないでしょう。
このような条件に注意していけば、勝てる期待値は高くなり儲けが出やすい投資ができるようになります。

期待値上昇のルールを作るコツ

勝てる期待値が高まると、勝率もグッと高まってきます。
勝率を上げていくためには期待値上昇のルールが必要で、そのルールに基づいて運用しなくてはいけません。
FXを続けていると疑問に思うことが多く出てくるはずです。
この疑問を解決させないまま運用を行っていては、なかなか勝利に結びつきません。
その日疑問に思ったことや動き、業界用語に関しては、きちんと調べて理解しておくようにしましょう。
また、いくら損切りができて情報収集が上手でも、振り返って復習しないのは次につながりにくいです。
毎日記録を付けることで、後から「あの時どんな値動きをしたか」などの確認を取ることができます。

初心者は運任せで投資を行っている人も多いです。
しかし、運に身を任せては成長しません。
自信を持ってFXを運用できるようにするためには、毎日の振り返りや、価値を決めている環境についてもきちんと調べる必要があります。
また、損切りも大切な要素で、大きな損につなげないようにしましょう。
自信がない場合には、IPO株で投資するのもおすすめです。
IPO株は勝率が90%と非常に高く、知識が豊富でなくても勝つことができます。
また、投資顧問の活用も良い方法と言えます。
投資顧問では非常に勉強になるアナリストからアドバイスをもらい、FXを学ぶことができます。
中でも雅投資顧問では豊富なプランと十分な実績と信頼がありますので、資産運用を一任することもできる程頼れる存在になってくれるでしょう。

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FXで勝つのに必要なのは技術よりも強固なメンタル

本来FXは難しいもの

FXを扱う投資顧問にも顧客からの問い合わせが増えていると聞きました。

どうやら、昨今の円安相場で、FXの取引口座の開設数が増えている事に起因しているらしいです。
今から口座開設するのは何となく遅い気もしますが、日本人はどうしても相場がメディアで報道される程動かないと、腰を上げない気質ですからね。

以前より色々な投資顧問も提言しているとおり、やはり今でも日本は投資後進国です。
基本的に貯蓄文化であり、投資は怖いもの、という感覚が今でも根強くあります。
ましてFXなんてもっての他でしょう。

長年証券会社で株のディーリングをしていた方が、「FXを世間の普通の人達が普通にやっているなんて、信じられない時代になったもんだ。」と言っていたのを覚えています。
本来それほど難しいものだということです。

日本人は空売りが苦手

また、この国にはかつてのバブルの崩壊で投資で痛い目を見ている人があまりにも沢山いるという事も起因しているのでしょう。
FXに関しても、2017年前半の円安相場で大流行りしたものの、サブプライムからのリーマンショックで、やはり怖いものと定着されてしまいました。

ただそれは間違いではないんですよね。
むしろ痛い目に遭って本来の怖さを知った、といういわば勉強代なのです。

日本人のもう一つの特性…それは下げ相場が苦手という事です。
現に下げ相場でも利益を狙えるFXでも、日本人が保有するポジションの八割以上はロング(買い)です。

そもそも長年この国では、現物の株式投資が主流なので、デリバティブの浸透が先進国とは思えない程遅いのです。
したがって、損切りというものに対する抵抗感が非常に強いのです。

トレードに必要なメンタルコントロールが出来ない人は投資顧問を利用すると良い

現物投資とは、そのものの価値がゼロにならない限りいくらでも望みがある世界ですので、それも無理は無いのかもしれません。

しかしそれは、最早分析ではなく願望です。
こうなるとメンタルの問題になるので、特にFXに関してはどんなに優秀な投資顧問を利用しても勝つ事が出来ません。
FXの難しさは、数あるデリバティブの中でもトップクラスです。

ただ、難しさを緩和するやり方はいくらでも存在します。
好戦績を出し続けている投資顧問は、恐らくそれを知っています。
恐らくそれは非常に深い世界でしょうが、負け続けてしまうという事に関しては間違いなく原因はトレーダーのメンタルの筈です。

ですのでメンタルコントロールが未熟なトレーダーは、FXに勝てる投資顧問に一任するというのも手かもしれないですね。きっと今よりは楽になるでしょう。

為替相場には世界の意思が反映している

チャンスを貰ったのに逃した顧客はその投資顧問に依存する

円安がグングン進んでいます。

仏国ではマクロン氏の決戦投票へのトップ当選、英国ではEU離脱を問う再度の国民投票、北朝鮮では核実験の未実行、日本では景気判断の拡大、米国では企業の好決算の連発など、次から次へと好材料が勃発しています。

投資顧問業者もこの様な一方的な相場が何日も続くと比較的楽なのではないでしょうか。
エントリーポイントを配信して、閲覧が遅れてチャンスを逃した顧客から苦言を頂く事があるとしても、相場がそのとおりになっていれば信用を得る事が出来ます。

そして、次こそは…という気持ちが働き、顧客はその投資顧問業者から離れられなくなります

市場における大資本の強さ

それにしても、毎回相場の転換局面では本当にこういう事がよく起きます。
どうも世の中が意図的に足並揃えていると思ってしてしまいます。

面白いもので、チャートを観ていると転換点辺りまで値動きが進むと、ある時、ネガティブだった世界じゅうの情勢がこぞってポジティブに変わりだします。

以前も触れましたが、市場には抜きん出た大資本というものが存在します。
それらは相場に自身の望む方向へのキッカケを与える事位は出来ると書いた事がありますが、実はファンダメンタルの源となる世界の出来事そのものを操れるとも言われています。

まさに都市伝説の様な話ですし、裏なんか取っていません。 と、言うより取れません。 ですがその匂いは、日本でも如実に上がっています。

雇用統計のカラクリ

雇用情勢がまさにそれでしょう。
日本国内の雇用統計も、諸外国のトレンドに追随する傾向が観られます。
例えば、貿易収支などは数字がしっかり出ますし、相手国との調整はあったとしても、それは正常と言える範囲でしょう。

雇用統計も当然そうなのですが、それなら、という事なのか、実際の数字を調整し易い環境がここ十数年で作られている様に見えます。

それは非正規雇用者の増大です。
日本では今や、就業者の四割はそれです。
その内は大半が大企業ですが、非正規社員というものはある程度会社の意志によって、採用数と退職数を調整出来るのです。

採用者数に関しては、それはそうだろう、と思われるでしょうが、退職者数に関してそれには疑問が生じると思われます。

何故なら企業は雇用者から一定以上の実害を及ぼされない限り、普通解雇になど出来ません。
※当初からその様な雇用契約を結んでいれば別ですが。

労働基準法というものがありますからね。
しかし非正規雇用者の場合は極端な話、その人の上席が「気に入らない」と会社に申告するだけで現実には解雇出来てしまいます。

何故かと言えば、まず非正規の雇用契約書には、会社の判断で解雇出来る旨が記されている事ですね。
勿論それが不当であれば、闘う事も出来るでしょうが、非正規雇用には派遣元の会社という存在があります。
大事なクライアント(派遣先)と揉められたらかなわないので、別の派遣先を斡旋したりします。

日本のある程度以上の大企業では、季節に関係なく、非正規雇用者の採用率と失業率が、ある時極端に増減します。
大体その一月後の相場はそれに準じたトレンドを形成している場面をよく見ます。
そして見渡すと、他国の指標も同方向だったりするものです。

世界のマクロ相場は非常に狡猾

日本は先進国とは言っても、国自体の為替相場に対する影響力は乏しいですが、株価や為替に関しても、例えば前日の米国に追随する事は多いです。

これがまた、ある程度こまめに掲載されているFXやCFD等の指数のデリバティブを扱う投資顧問の市況レポートをチェックしているとよく解ります。

市場には意志があります。
特に為替相場の様な全世界の意志を反映しているバロメーターは非常に狡猾です。

FXのトレーダーにこれを否定する人はいないでしょう。
だからといって闘ってはいけません。
特にFXをするのであれば、大きな流れには逆らわずに追随する事が一番の得策です。
勝ち続けているFXトレーダー、以前より投資顧問はそれが解っているのでしょう。

レバレッジと鋏は使いよう

日本のFX取引には厳格なレバレッジ規制があり、現在、個人取引での上限は25倍となっています。

元々は特段規制など設けてはいませんでしたが、ここ五年程で段階的に上限を下げており、最終的に今の25倍という上限になりました。

ですので、長年FXに触れている人達には不満に感じる様です。
時折「レバレッジが高いと恐いじゃないか!」という人がいますが、それは認識の間違いかと思われます。

というのも彼等の認識は、レバレッジによって倍増する可能取引量をめいいっぱい取引に使う事が前提となっているからです。
つまり、一回の博打に持ち金全部賭ける、という事と同意ですので、危ないに決まっています。

もし、レートが思惑の逆に動けば即死亡です。

レバレッジが高く掛けられるからといって最大量で取引しなくてはいけないわけでははない

まずは、可能取引量とは、あくまで可能取引量という事をちゃんと理解するべきですね。

めいいっぱい賭ける事も出来ますが、そうでなくても良い、という事です。
例えば、100万円の資金に対し、レバレッジが10倍掛けられるなら、最大1000万円分の取引が可能となります。

これは、あくまで最大の話です。
つまり、最大1000万円分であっても、取引に使うのは200万円分でも良いし、50万円分でも良いという事です。

ですので結局はそのトレーダーの節度次第なのです。
それなら何故長年FXに触れているトレーダーは不満なのか?
25倍でも十分じゃないのか?
そんな声が聞こえてきそうです。

ハイレバレッジのメリットとは

実はレバレッジが高いという事には、また別のメリットがあります。

それはポジションを建てるコストが低くなるからです。
どういう事か解りにくいかもしれませんが、普通なら100万円分の取引をしようと思えば100万円のコストが掛かります。

しかし、レバレッジを10倍掛けられるとすると、100万円のコストで1000万円分の取引が建てられる事になります。

と、いう事は…100万円分の取引だったら10万円のコストで建てられるという事になるのです。

因みに、海外のレバレッジ規制が無い国では、レバレッジが1000倍まで掛けられる口座も存在します。
それは100万円の取引を1000円のコストで掛けられるという凄まじい効果です。
つまるところ、これがレバレッジは高い程良い、という根拠です。

最大取引量での取引を経験したトレーダーはギャンブラーになる

そんな利点があるので、日本でも海外口座を利用するFXトレーダーは沢山います。
加えて言うなら、FXを扱う投資顧問でも、海外口座を推奨している業者は存在します。

実はそれには、顧客利益以外の理由も存在するのですが…
それはまた次回に書かせて頂きます。

ただ、ハイレバレッジの威力とはやはり凄まじいものです。
高いレバレッジで、可能最大取引量のポジションを建てて、それが思惑の方向に伸びたという体験をしたトレーダーは、その味が忘れられなくなります。
そんなギャンブルトレーダーが世の中には沢山いるのです。

まあ、出る利益が通常の何倍にもなるわけですから無理も無いかもしれません。
ただそんな事をしていると、元手の資金が早々と無くなってしまい兼ねません。
資金が無くなればもう取引は出来ない…

考え方はトレーダーによって様々かもしれませんが、資金を無くす事を望んでいるトレーダーは一人もいないと思います。

世界が注目する選挙は市場の大きな材料の一つ

タイムラグが生じる投資顧問の配信はイベント時には不向き

昨今テロで騒がれていたフランスでは週末に、大統領選挙の第一回目の投票が行われました。

FXトレーダーにとっては胸が高まるイベントでしょう。
ですが、FX投資顧問等の配信業者は大変でしょうね。

業者によって見方は様々だと思いますが、急変動が予測される為、顧客のポジションを仕切らせたり、新規建てを推奨したり…

本来なら前者でしょうね。
こういったイベントがある時の為替相場は非常に値動きが荒くなります
それをタイムラグが生じる配信でフォローするなど現実的ではありません。

実際に明けの月曜日のユーロ円は、大きな窓を空け400pips程も上昇しています。
先週末にもしショートポジションをストップ置かずに持ち越していたら大変な事です。

ファンダメンタルの市場に対する影響について考える

値動きの幅に差はあれど、今回は基本的に全面円安でした。
円という通貨は現在安全資産の位置付けなので、何か世界で不安を匂わす事が起これば、円高となります。

では、今回の第一回投票は良かった事なのでしょうか?
率直に言うと市場にとっては好感ですね。
マクロン氏がトップで決選投票に進出する事になったという事が要因です。

基本的にマクロン氏はEU残留を掲げている事からも解るとおり、現状維持に重きを置いています。

いわゆる保守派ですね。
市場の視点では、保守派有利、という響きはその国の高評価に繋がります。

つまりその国の通貨が買われる、という事ですね。
今回のユーロがまさにそれです。
そして、ドルやポンド等の他の通貨も連れて買われています。
特に円に対してですね。

市場は基本的に変革を嫌います
変革とは不安定の要因ともなりますし、何より新しい体制というものは、この先どうなるのかが予測し難いからです。

つまり今回、現状維持派のマクロン氏がトップ当選した事により、世界は安堵したという事になります。
ですので円が売られたという事になります。
これに反するのが、極右政党のルペン氏です。
彼女はマクロン氏と対照的な改革派です。

EU離脱、移民受入規制など、何から何までマクロン氏と真逆の公約を打ち立てています。
今回、もしルペン氏がトップ当選していたら、今回の為替相場は逆の結果になっていたかもしれません。

ただ、ルペン氏は今回特に話題となっています。
それは何故か?
つい最近、ルペン氏と酷似した観点の持ち主が、現状維持派の対抗馬を破り大国の大統領になったからです。

その時の大統領選挙の為替相場は、非常に熱いものでした。
やはりあの時も、最初は改革派であった現大統領の獲得票が現状維持派の対抗馬の獲得票を上回ったと中継されるや否や、大幅なドル安、円高となりました。

現大統領の勝利がほぼ確実視されだすと、為替相場は急反転し、それまでの下げ幅を消化してしまいました。
結果、この日のボラティリティは稀に見る凄まじいものとなりました。

まともな投資顧問はイベント時に向けた参戦助言をしない

来月のマクロン氏とルペン氏の決選投票は、まさにその時と似た様な構図である為、これまた大相場になるのでは、と期待しているFXの特にスキャルパーは多いでしょう。

投資顧問業者も本来であればチャンスとしたいところなのでしょうが、もし選挙が接戦になんてなろうものなら、相場が激しく振れ、配信などとても追いつかないと思います。

ですので、どっちに向かうか判らない相場では一度様子見をして、方向が出てから指南する事が、敗けない取引となり、最終的に顧客の利殖に貢献出来るのではないかと考えます。

便利なシステムも結局は使う業者によるところ

日本でもブレイクした遠隔取引システムについて

FXに携わっている方なら一度は耳にした事があるのではないでしょうか。

パム(PAMM)という単語です。
それは何かと言うと、誰かの取引を遠隔操作で別の誰かの口座に反映させるというシステムです。

数年前までは日本でも流行っていました。
ただ、このシステムの提供自体が日本では禁止されているので、需要のあるユーザーは仲介業者等を通して海外のマザーアカウントと繋がっていました。

マザーアカウントとは何か?

取引の提供元となる口座の事です。
では何故パムに繋がる為にわざわざ仲介業者を使ってまでこのシステムに辿り着きたい人達がいるのか?

それは、優秀なトレーダーが自分の口座に入っている資金を殖やしてくれるという利点があるからです。

もっと言えば、口座も資金も自分のものだけど、取引者は優秀なトレーダー…というオーダメイトの様な仕組みが作れるからです。
※勿論成功報酬は払う事になりますが…

FXに投資顧問が普及しなかった理由

日本には昔から株式の投資顧問は存在するのに、FXのそれが少ないのは、一時期、この様なユーザーの利殖意欲を擽るFXを媒体としたツールが世に沢山存在してたからだと考えられます。

さらに何年か前には、FXで運用するファンドが世間に多数蔓延っていました。
それらの業者の提唱利回りは非常に高く、自身で取引をしている時間が無い人や、投資未経験者の間で一時期流行になりました。

しかし蓋を開けてみれば、自転車操業をしていたり、運用で失敗したり、はたまた最初から運用などしていない詐欺だったりと、殆ど利用者が良い結果を出すに至らず、それらの業者は消えていきました。

やはり自身の預けたお金がどの様になっているのか解らないのは危険だね…といった感覚を世間が持ち出したその頃…パムというスキームが蔓延り出しました。
パムは自身の口座の中でどんな取引がされているかリアルタイムで観れる為、ファンド等の一任勘定のネックを見事にクリアしていると思われていました。

どんな優秀なシステムにも盲点が存在する

しかしパムを扱う業者にも不審が出始めました。

実はパムのシステムは、少し改造すれば虚偽の取引をいくらでも見せる事が出来ます
極端に言えば、本当は負けまくっているのに、勝ちまくっている様に見せる事も可能、という事です。

ですので実際のお金はどんどん減っていきます。
その後、パムを扱う業者の大半がこの様な事をしていた事が露呈していきました。

利用者の中には、提供業者に取引履歴の開示を請求する方もいましたが、そもそもパムとは取引履歴を開示しない事を前提としたシステムです。(取引手法がバレてしまうからという理由です。)

実はこれに対し、システムが同じで取引履歴を常に閲覧出来るマム(MAM)というシステムも存在しており、パムの少し後に流行る事となりました。
しかし今度はそのマムで、取引履歴が改竄されるという事態が横行した為、このシステム自体が流行から廃れていきました。

FXの取引自体の難儀さに加えて、この様にFXを媒体とした業者の不祥事が何年も横行していた事もあり、FXは怖いもの、という認識が暫く世間に蔓延していました。

投資顧問がFX普及の架け橋となるか

しかし近年、FXを扱う投資顧問が少しずつではありますが増えてきています。

取引ポイントの配信、という事で性質上、なかなか対応し難い点も有りますが、工夫を凝らし成果を上げている投資顧問業者も存在しています。
もしかしたら、これらの業者の頑張りで、またFXが利殖の一手段として人々が触れやすい媒体になる時代が来るかもしれません。

また先程のパムやマムに関してですが、システム自体は非常に素晴らしいものです。
いつか法の壁をクリアし、真っ当な投資顧問や運用会社が取り扱える様になれる、そんな時代が来たら、為替市場は大きく拡大するかもしれません。

為替相場は世界のパワーバランスの一覧表

リスク圧縮の為にはエントリーと共にエグジットを設定する事が肝要

英国のメイ首相が6月8日にEU離脱を国民に問う総選挙を行う可能性がある、と発表し、英ポンドが急騰しました。

その上げ幅たるや、対米ドルで500pipsとなります。
FXを扱う投資顧問業者はさぞ、てんてこ舞いだったでしょう。

今件についての発言がある事は事前に告知されていましたが、どの様な内容であっても大きく値が動く事は明らかなので、投資顧問はポジションを保有している顧客に手仕舞いを推奨するのが普通でしょう。

もし、ポンドのショートポジションを保有していて、ストップを設定しておらず、その配信を見落した顧客は間違いなく大怪我をしている筈です。
こういうところが、投資顧問の顧客への伝達の主の方法である配信のネックポイントとなります。
ですので、エントリーと同時の利確と損切り設定は非常に大事ですね。

相場は期待で動くもの

それにしても、現時点ではまだ、選挙を本当に行うかも判らないし、行なったとしても、残留派が勝つかも判りません。

なのにこれだけの上昇っぷりをみせているのは何故でしょうか?
実は今回の動きは、相場とは物事の実現より期待で動くという典型です。

例えるなら、遠足当日より前日のお菓子を買っている時の方が愉しい、という事と同じ原理です。
また、今年に入ってからは為替相場はずっと円高傾向であり、市場もそろそろこの地合に飽きていた、という事も要因の一つでしょう。

まさに今回のポンドは、今までの下げトレンドを払拭する程上げています。
これがこのまま上昇を続けるのか、戻り売りのポイントとなるのかは判りません。

FXを扱う投資顧問もここは苦しい局面ではないのでしょうか。

大資本は相場を動かす切っ掛けを作る事が出来る

実は市場には為替の様な指標相場を動かしたい人達が存在します。

いわゆるそれは大資本を有する人(機関)です。
都市伝説の様に思われるかもしれませんが、大きな資本は自分達の思う様に相場を動かせる力を持っています

もとい、相場を思う方向に動かすキッカケを作る位の事は出来るでしょう。
それは、今年の様に一方的な相場に対して、それをさらに進行させるに相応しい材料が乏しくなってきた時に、発動される傾向があります。

どういう事かと言うと、先述のとおり下げるのに飽きている相場に、大資本が投入されて大きな上昇が起きた時、他の市場参加者はこの様な安い水準で大きな買いが入ったところで、この上昇が暫く継続するのではないか、と錯覚し、我も我もと買い上げていきます。

結果として暴騰するわけですが、そのキッカケを作ったのは大資本です。
ここで賢い方々は疑問が浮かぶと思います。

今回の上昇は、EU離脱を問う総選挙を示唆したメイ首相の発言から成るものだろうと…

たしかにそのとおりでしょう。
今回はファンダメンタルにも合致する明確な根拠が存在しています。
しかし、その根拠すら大資本が作ったとしたらどうでしょうか?

これ以上は本当に都市伝説の様になってしまうので控えますが、英国のEU離脱だって選挙で決めたのに、何故またわざわざ選挙をするのでしょうか。

為替市場には不可解が多く出現する

今件に限らず、世の中にはこの様な茶番が沢山存在します。
もっとスケールを縮めれば、株式の投資顧問業者が仕手を企画したり参加していると聞いたら有り得る話だと思うでしょう。

だったら、世界レベルでもこの様な事があってもおかしくないのではないでしょうか?
特に為替市場は、世界のパワーバランスの一覧表のようなものなので、FXを長年していると、そういった局面に遭遇する事は珍しくありません。

損切りする事で新たな気持ちで仕切り直す事も出来る

投資顧問はタイトな逆張りより時間を持てる順張りを推奨する

昨今はトランプ大統領の行動力?によりシリア等の中東諸国や北朝鮮、果てはロシアとの軋轢が大きくなってきています。

今年に入ってから為替市場では、ジワジワとしたドル安、円高の地合いが続いているので、FXの投資顧問等は基本的に売り推奨ですね。

それで良いと思います。
ある程度の期間を持って観れば、間違いなく売り推奨の相場です。

ただ今年の下げは、昨年終盤のドルの様な一辺倒な急騰地合いとは異なり、戻りも伴っています。
ですので、スキャル、せいぜいデイの様な短期狙いであれば、売りの間に小刻みな買いを織り交ぜる事で、さらなる利益を齎せる事も可能性もありました。

しかし実際は、それを推奨する投資顧問業者は殆どいないでしょう。
何故なら、推奨の配信からユーザーが実取引に至るまでにタイムラグが生じるからです。

この様なトレンドの逆を狙う取引はスピードが要求されます。
エントリーが遅れると、元のトレンドに戻った時に大怪我をする可能性が高いからです。

逆行後のトレンド回帰時は、値動きが早くなります。
今年に当てはめると、下げトレンド中の戻りなので急落するという事ですね。
戻り幅などあっという間に消化される程です。

ですので大概の投資顧問は、逆行しきったところにトレンド方向に順張りに取引を入れる事を推奨します。
それは時間割合で高い利益が見込めるからです。

投資顧問は値動きが速くなる程助言し難いもの

ただ最近はトレンドが進んできており、戻り幅も小さくなってきています。

トレンドとは、あからさまになってくると、我も我もとそのトレンド方向に向けて参戦してくるトレーダーが増えてきます。
したがって、トレンドとは進む程一定時間の値動き幅が大きくなっていきます

本来であればそれはチャンスなのですが、こういった地合いだと投資顧問は配信をし難くなります。
先述のタイムラグによるネックが拡大するからです。

下手にトレンドの終わり頃にユーザーが実取引をしてしまおうものなら大きな損失を出す事になり、それを投資顧問業者の信用にも関わります。
まあ、予め指値を推奨すれば良いのかもしれませんが、何かのキッカケで為替相場はすぐに地合いが変わります。

自身での取引なら、それで損切りしたとしても諦めも再起の気持ちも着きますが、利用料を払っているユーザーはそれをどう受け止めるでしょうか?
頭ではわかっていても、利用料も払っていますし、何より自身の判断ではない損切りなので、少なからずの不安は覚えるでしょう。

FXは株取引以上に損切りが重要

ただFXの取引は、株式より損切りを織り込む割合が大きいです。
そしてその上で最終的な戦績を判断する事が通例です。

この違いは何かというと、株式では強い銘柄を掴んだ時等は投資顧問業者ですら損切りをあまり想定しません
損切りとなると、銘柄選び自体を失敗したという認識になるからです。(信用取引で買い場が良くなかった場合は例外です。)

FXに関しては証拠金取引である性質上、例えば上昇トレンドに入っている通貨ペアを買ったとしても、途中の下振れでロスカットとなる可能性もあります。
為替相場は実際振れも多いですからね。

ですから、損切りするべきところはキッチリしないと大きな傷を負う事になるのです。
ただ為替市場は、株式とは違い平日は常に動いているので、常にチャンスがあります。

ですからこれはダメかも、と思えるポジションに固執するよりは、スパッと切って出直す方が最終的には方が良いという事は、多くのFXに関わる人達の常識となっています。

日本のFX業者のスプレッドが狭いのは何故か?

スプレッドとレバレッジの観点から国内口座か海外口座かという選択肢が出来る

FXを始める上で、まずぶちあたるのが口座選びです。

FXを扱う投資顧問で、顧客からこの質問を受けた事がない業者は、まずいないのではないでしょうか。
今や日本にも数多のFXの取引業者が存在しており、これに海外口座まで加えますと、比較など最早不可能です。

特に日本の口座は、どこも内容に大差がありません

FXの口座の選びとは、スプレッドや約定力、チャートの見易さや分析ツールの多さ等、取引をいかに有利に遂行出来るかを考慮するのが本来ですが、そこに大差が無い為、キャッシュバック等のキャンペーンであったり、FX以外の可能取引媒体等の付加的要素に重視する方も多いです。

まあ取引における使い勝手など、実際に触ってみて初めて判る事なので、その前段階で判断しろ、というのが無理な話かもしれませんが…
ただ、日本人の口座探しにおける最初の分類には、明確な差が存在します。

いわゆる、日本国内の口座と海外の口座です。

何が違うか…と言われるとあれもこれも違いますが、代表的な要素はスプレッドとレバレッジでしょう。

国内取引業者間で起きた異常な低価格競争

2007年前半の円安相場を皮切りに、日本ではFXが流行し、それに伴って取引業者も加速的に増えました。
しかし、その後のサブプライム〜リーマンショックの為、大量の顧客が大損を被る事となり、FXから離れていきました。

この頃からですね、FXは怖いもの、という認識が世間に浸透したのは…
その後取引業者達は、FXから離れた顧客や、さらに新しい顧客を獲得する為に、挙ってスプレッドを下げだしました

その様相たるや、まるで牛丼屋の価格競争でした。
結果、日本のFX業者のスプレッドは、インターバンクレート(銀行間レート)を下回るという異常事態が起こっています。

行き過ぎた顧客獲得競争の果てに起きた異常なスプレッド

インターバンクレートとは為替レートのいわゆる元値です。
為替取引とは、本来銀行が行うものであり、個人や商社等の法人のエクスチェンジも銀行が引き受けて、それを別の銀行の別の通貨と交換するという事です。

そしてその銀行間での取引に使うレート、いわゆる元レートにもスプレッドが存在します。
銀行の窓口等でよく見る外貨交換レートとは、インターバンクレートのスプレッドに自分達の手数料を上乗せしたものです。

この仕組みは本来、FXの取引口座のレートでも同様です。(海外口座のスプレッドは、それに見合うスプレッド幅があります。)
しかし日本の取引業者のスプレッドは、インターバンクのそれを下回っているのです。

じゃあ商売として成り立たないじゃないか!と思うのが正常です。
なのに商売続いてます。
TVCMもバンバンやってます。
そこには一体どんなカラクリが存在するのか?

それをここから書き出すと、大長編になってしまいますので、詳細は次回にしたいと思います。
少なくとも、FXを扱っている投資顧問の分析者は知っている事だと思いますが…

FXに関連したビジネスには様々な裏事情がある

FXに関するビジネスは沢山存在する

FXを媒体としたビジネスは、現在まで多岐に渡って存在しています。

例えばその一つとして、従来の株式の投資顧問等が行っているのと同様に、買い場、売り場をメールや電話で配信するという手法があります。
FXのそれは非常に難儀なので、投資顧問として行なっている業者はまだまだ少ないですが、もしかしたらこれから増えてくるのかもしれません。

その他には、こんなスキームも存在します。

1.商材販売

2.塾

どちらも一時期一世を風靡したと言っても過言ではないスキームです。
最近ではだいぶ減っている様ですが…

FXに関連する情報商材とはどんなものか

まず1は、そのトレードロジックを纏めた資料を作成し、ネット販売の専門業者に委託し販売するというものです。

ただネックとなるのは、FXも金融取引であるという特性上、広報の表現に対する様々な規制です。

何かあった時にリスクを負うのは提供側なので、提供側はそこに対し慎重になりますが、販売業者は売る為にはそんな事お構い無しなので、提供側と販売側で衝突する事がしばしばあります。

また売上の配分に関しても、販売側が大半を取る事が殆どですが、それでも提供側は延々と続く購入者のアフターサポートに対応していかなければならないので、両者の折り合いがつかず破談となるケースが殆どです。

補足ですが、現在では投資顧問も提供側なので、こういったケースが多いです。

FXの塾運営から目論める様々な儲けの可能性

2はその名のとおり、数学や英語の代わりにトレード手法を伝授する為の塾です。

よく1のバックヤードとして使用される事が多いです。

こちらは入学金として最初に纏まった資金を得られるので、生徒数が増えれば、それなりに大きいビジネスとなり得ます。

因みに塾では、講師が生徒に特定の取引口座を推奨する事が多いです。

その取引口座とは、塾の運営サイドがIB契約(ブローカーに顧客を紹介し、その顧客が取引する度に生じる手数料のバックを受け取る契約)を締結している事が殆どです。

つまりこれにより、塾運営からなる入学金や資料代に加え、IBバックも入ってくるという事になります。
非常においしいビジネスです。

ただそれはあくまで一定以上の生徒数があって成立するものです。
場合によっては、一人、二人の生徒の為に、生徒の対象が全国区であれば多額の旅費と時間を掛けて会場に赴かなければならないので、割りが合わなくなる事もしばしばです。

ただ昨今は、Skypeやチームビューアーを使ってライブ配信しているところも多い様ですね。
ですので、1、2共、大成する可能性はあれど、そこに至るまでには様々な壁がありますし、根気も要します。

また、基本的に永久サポートと謳っている事が多いので、ユーザーが増える程、サポート量は雪だるま式に増えていき、莫大な業務量が発生していく事になるので、決して楽な商売ではありません。

ただ、商売なのは勿論ですが、一部には本当にユーザーに、良質なFXトレードを伝授して豊かにさせたい、という崇高な目的を持って真摯に励んでいる提供者も存在するという事だけは補足しておきます。

恐るべしカリスマトレーダーの影響力

因みにこれらのビジネスには、もう一つの狙いがあります。

それは根気よくサポートをして会員数も順調に増えてきた時に起こるある副作用が起因します。
塾は講師がいる事は当たり前ですが、商材にもロジック提供トレーダー(こちらは架空の場合もあります。)が存在します。

この方々は、ある程度ビジネスを継続していると、次第にユーザー達から神格化されてきます
いわゆる、ビジネスが上手くいっている事を反映しているのですが、シンパとなったユーザー達は、この人がそう言うなら…と講師や提供トレーダーの言う事に次第に疑問を持たなります。

実はこれがこのビジネスの狙いでもあります。
一種の洗脳状態である為、その気になればシンパ達を他のビジネスにも難なく誘導する事が出来る様になります。

ここまで来ればこのビジネスは成功したと言えるでしょう。
因みにこれは、取引配信をする投資顧問でも同様の手法を使用しています。

株やFXの業界での著名人をサイトのトップページにドンと出し、弊社はこの人とも提携しています、という様な文言を記載をしている投資顧問業者を見た事はないでしょうか?

著名人に育てるのと、既存の著名人を使うという点で違いはありますが、結局のところ目指すところは同じです。
投資業界に限らずどんなビジネスでも、この手法の効果が絶大なのは、多くを語らずとも誰しも理解出来るでしょう。

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